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【助演 わたしの北京】(3)レスリング日本代表通訳・宮鴻雁さん

教育 中国語ドットコム事務局さんの投稿 掲載日:2008/05/20 23:56
フジサンケイ ビジネスアイによると、レスリング日本代表の通訳を務める宮鴻雁さん(27)は中国遼寧省大連市の出身。誰もが「チームの一員」と認める存在だ。「日中の懸け橋になりたい」と願いながら、北京で選手のサポートに全力を挙げる。

 大連市の中学校は外国語の授業で英語と日本語があり、宮さんは少数派の日本語クラスに割り振られた。「本当は英語希望だった」が、敬語の使い方など日本語の奥深さにひかれ、高校卒業後の2000年に来日、日本語学校に2年間通った。

 実家からの仕送りは1年だけで、アルバイトで学費を稼ぎ、06年3月に拓殖大を卒業。「働きながら学び、通訳になりたい」と考え、豊国警備保障(東京)の関連会社に入社する。

 「ハングリー精神があった」と話すのは、宮さんを面接した豊国グループの川口広志会長(57)。親交がある日本レスリング協会の福田富昭会長に紹介。06年5月に名古屋市であった女子国別対抗戦のワールドカップに、中国代表の通訳として派遣され、生の試合を目の当たりにした。

 「一瞬で勝負が決まる緊張感がすごい」。休暇のほとんどが中国遠征や合宿に消えるようになった。

 物腰は柔らかいが、チームのためなら熱くなる。日本代表が宿泊した中国のホテルで2時間近く待たされ、従業員に「選手は疲れている。早くして」と怒鳴ったことも。そんな姿に、伊調馨選手は「本当に心強い」。

 昨年8月の世界ジュニア選手権で約20年ぶりに北京を訪れた。母国での五輪はうれしい半面、心配でもある。深刻な交通渋滞と大気汚染、食事の不安も残るが「選手が五輪を楽しめるようにしたい」と意気込む。
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