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“看上”kànshang “看中”kànzhòng (相原 茂) ~ 【相原茂:監修】 「どうちがう?似たものことば」(1)


>>目 次

●第1回

どちらも何かが気に入ることです。モノが気に入ったというときは両方使えますが、人を気に入ったという場合は区別があります。
男女の間で「相手をみそめる、好きになる」時は“看上”が使われますが、上役が部下を「適任者として気に入る」場合は“看中”を使うのが普通です。


1)田中看上了一个中国姑娘。
(田中さんはある中国人女性を好きになった)
2)科长看中了老王,打算让他当攻关组组长。
(課長は王さんに白羽の矢をたてた、彼をプロジェクトチームのチーフにするつもりだ)


 このように“看上”はともかく「好きになる」ことですが、“看中”は後継者をさがすとか、仕事をまかせられる人を求めるとか、何か目的があって物色しているわけです。
 モノについても、ですから微妙に違いがあります。“看中”は「目的に適うモノや店、家、部屋」などをさがしているのです。
ですからメガネに叶うものが見つかればそれを買うなり借りるなりするでしょう。“看中”は、メガネに叶ったものをどうにかするのです。


3)夫妻俩一眼看中了那套平房马上就付了押金。
(夫妻は一目でその平家が気に入り、すぐに手付け金を払った)


 一方、“看上”は単に好きになるわけですから、必ずしもそのモノを買ったり手に入れようとするとは限りません。
そもそも人の持ち物(人のバックや靴など)を気に入ってしまうことだってあるわけです。
 以上を簡単にまとめましょう。

 “看上”=モノや人(異性)が好きになる、気に入る。
 “看中”=ある目的に適うものとして気に入る。

(執筆:相原 茂)




相原 茂: 東京教育大学修士課程修了。明治大学助教授、お茶の水女子大学教授を経て、
現在中国語教育の第一人者として活躍中。NHK中国語講座を長年担当。
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)を実施している中国語コミュニュケーション協会代表。

『はじめての中国語』『 Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 』『 中国語空耳ワールド 』等、著書多数。

●相原 茂ホームページ:
MAO的小屋~相原茂の隠れ部屋
http://maoroom.jp/


●中国語コミュニケーション能力検定(TECC)公式HP:
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)



読者のコメント

jingang さんのコメント 2008/05/21 21:48
私が初めて使った中国語のテキストは相原先生のテキストでした。中国語の面白さを教えてくれたのも相原先生。先生のコラムの連載,とても嬉しいです☆
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